全てのネガティブな経験をギフトとして捉え直す

Dissapearing railroad on the horizon under a blue and red sky as a concept for future successfullness.

過去のネガティブな経験をギフトとして捉え直していますか?

私がコーチングをプロとしてはじめてちょうど2年が立ちました。コーチングや運営しているコミュニティを通じて何百人という方と1対1でお話を伺ってきて思ったことがあります。

それは、過去のネガティブな経験をネガティブなものとしてそのまま引きずっている人は、それが妨げとなって何か新しいことに挑戦することを躊躇してしまっている可能性が高いということです。

人は意識的にも無意識的にも、危険なことは回避しようとするものです。子どもの頃、口に入れてみて苦かったものは、次からは慎重になるし、触って熱かったら次からは触らないようにする。痛みを感じる経験をしたら、次からはしないようにする。これは命を守るために必要な能力です。

しかし実は、必要以上に恐怖を感じてしまっている可能性がある。例えば過去に怖い思いをさせられた大人がいたとき、同じ様な人に対して無意識に恐怖を感じるかもしれない。

だから、過去を振り返ってみて、例えばもっともネガティブな経験を思い出してみてください。そして、以下を考えてみる。
①その経験から学べることがあるとしたら何か?
②その経験から得られる気づきがあるとしたら何か?
③同様な経験をしている人は日本、世界に大勢いないか?社会課題なのではないか?

そんな風に過去を捉え直してみることをお薦めしています。
①、②を通じて、自分自身が今後伸ばしたい能力が明らかになるかもしれません。
また③のように捉えることで、もしかしたらそのネガティブな経験があなたにとっての人生のミッションになるかもしれない。

私はシリコンバレーの会社を辞め、別の組織で働いてみて、素晴らしい経験も沢山しましたが、死にたくなるように感じた経験もしました。当時は本当に辛かったですが、今振り返ると全ては自分が経験すべきことだったのだと心から思えます。その辛い経験のおかげで、今は絶対に解決したい社会課題が見えてきました。

上述の3つのポイントで振り返るなら
①世界には本当に多様な価値観を持ち、多様な経験をした人がいる。自分にとっての当たり前は他者にとって当たり前ではないし、非常識に映るときもある。
②自分には他者を理解する力が致命的に欠けていた。
③自分に足りない部分があったのは事実ではあるものの、なぜ人によって、そこまで自分に厳しく当たるのか、優しくしてもらえないのか分からなかった。(とても優しい人ももちろん大勢いました) そして、こんな経験をしたのは多分人類の歴史で私が初めてではないはずです。未だに「パワハラ」などのハラスメントがニュースになっていることからも明らかです。そこで出てきた問いが「なぜ人は他者を傷つけるのか?」「なぜ人は優しくなれないのか?」などの当たり前のような問いです。私は社会人の大半をシリコンバレーの企業で過ごしてきて、そんな辛い経験をしたことがなかったので、そんな組織で我慢して働いている人が大勢いることに強烈な違和感を感じたのです。

①と②に関しては私は自分を徹底的に成長させたいと思いました。だから、「シリコンバレー教育研究会」を主催し、ほぼ毎週多様な人にゲストとしてその人の生き方・考え方についてお話いただき、さらに参加者同士で感じたことをシェアする。そんな活動を通じて多様な考えに触れてきました。また、コーチングを学び、プロとして実践し、数百人の方のお話をじっくり聞く経験を積み重ねてきました。お客さんの立場にすれば、お金を払ってでも私に話しを聞いて欲しいと思えるほどに、心地よい場を作り、一人では到底得られない気づきを与えられなければ契約してもらえるはずがありません。そんな能力を高めるために実践を積み重ねながら、聞く力、問いを立てる力、世界を様々な視点から捉える力などを伸ばしてきました。

③に関して考えたことは、人はまずその人自身の心が幸せで満たされていなければ、他者に本当に優しくすることはできないということです。だとすれば、組織においてメンバーの心が満たされている状態にするにはどうしたら良いか?そのためには組織のトップがメンバーの心を幸せで満たすことを最優先に考えることが必要だと私は信じています。稲盛和夫さんは「全従業員の物心両面の幸せ」を最優先事項として会社を経営され、京セラ、KDDIを0から育て上げられJALの再建もされました。組織のメンバーの心が満たされていなければ、メンバー同士での心の軋轢が生まるし、メンバーの先にいる顧客とか、学校であれば子どもたちに本当の幸せが届けられるはずがないと思うのです。だから私の場合は人生のミッションを

「心が強くて優しいリーダーを沢山育てる」

ということで活動することに決めました。

まとめ

過去のネガティブな経験をそのままにしていると、新たな挑戦の足枷になる可能性が高いです。一方で、ネガティブな経験は捉え直すことで、自分が伸ばしたいスキルを見極めたり、人生のミッションという宝が見つかるかもしれない貴重な機会になるのです。このようにネガティブな経験を受けとめることができれば、これから先の人生で出てくるどんな困難も全て自分を成長させる糧になると信じることができるようになります。

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