相手を好きになる

今日のまとめ
相手を好きになる
相手に関心を寄せる

コーチングに申し込んでくれる人やシリコンバレー教育研究会などで初対面の人と関わる時に必ず意識的にしていることがあります。それは「相手を好きになる」こと。

人間は本能的に初対面の人と関わる時やよく分からない状況では警戒するものです。もしそうでなければたぶん、その遺伝子はだいぶ前の世代で絶滅しているはず笑

つまり、警戒するのが本能なので、理性でコントロールしなければ、警戒心いっぱいの表情で関わることになります。それは当然ながら相手にとっても同じことです。

だから、もし、初対面の人が苦手だと思っているとしたら、まずは自分の方から心を開いて相手と接してみると良いと私は思います。よほど不運でない限り、場所をきちんと選べば、目の前の初対面の人が自分に危害を加える可能性は限りなく0に近いのですから、そもそも警戒する必要はないのです。

初対面の人と関わるときにしても、何度でも会っている人と関わるときにしても、その奇跡の出会い、繋がりに心から感謝する。

もしはじめから心穏やかに、あるいは楽しく関われたら、それはステキなこと。一方もし、あまり自分には合わないかも?馴染めないかも?と感じるとしたら、そのように感じる自分を俯瞰し、なぜそのように思うのか?どこが合わないと思うのか?自分を理解するきかっけになります。もしかしたら、不必要な固定観念に気がつくかもしれない。だから、それはそれで有り難い存在なのです。

冒頭に紹介した本では、初対面の人と会った時、とにかくなんでも良いから、その人の好きなところをとりあえず一つ見つけることを提案しています。本当に何でも良くて、例えば、メガネのフレームの色とか。眉毛の形とか。服の柄とか。なんでも良いのです。「一番好きなところ」と考えると、意思決定に時間がかかってしまうので、とにかく一番最初に思いついたもので決めてしまって良いと思います。そこをまずは徹底的に好きになるのです。その上で、まず、相手のことに関心を寄せます。

自分のエゴを手放し、自己主張なんてしなくても、自分のことを知ってもらわなくても、「相手のことを知ることで、相手と深く繋がることができる」と信じることができたとき、人生とっても楽になります。

相手を深く知るプロセスは、なんだかとても神聖で、やはり全ては何か大いなる存在に繋がっている感覚が得られる、心地よいプロセスです。

相手を好きになる。
相手に関心を寄せて相手の話を聞く、感じる。

こんなコミュニケーションを楽しむ人が増えたら、世界はもっと良い場所になると思うのです。

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