自分を成長させられる環境に身を置く

今日のまとめ
次のステージ(段階)への成長に役立つ
環境に身をおく・つくりだす

積ん読で読んでいなかったティール組織なのですが、とても参考になる内容が山盛りで少しずつ読んでいます。

人の意識がもう一段次の、より複雑な段階に発達するきかっけは何なのだろう?研究によると、成長のきっかけは常に、現在の世界観からは解決できない人生の大きな試練という形でやってくる。そのような試練に向き合うアプローチは、二つありうる。問題を解決するための複雑な視点を持つように成長するか、現在の世界観にこだわって(あるいはもっと単純で安心できる以前の世界観に戻って)問題を無視しようとするかだ。

ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現 Kindle版
フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (著), 鈴木立哉 (翻訳) 

これはとてもそう思う。たくさんの人とコーチングで関わっていて思うのですが、やはり環境を変えてそれまでのその人のキャパシティを超えた課題に直面した人ほど、大きな悩みを抱えるものの、それを乗り越えた先に大きな成長を遂げています。そしてここで言う「悩み」は結局は人間関係の悩みであり、自分との向き合い方や他者との関わり方なのです。もちろん、それだけじゃなくてスキルが絶対的に足りないとかもあるかもしれないけれど、その事実とどう向き合い、どう受け止めるのかが大事。

私は5年半前に21年間慣れ親しんだ会社を辞めました。金銭的には残っていた方がはるかに収入が多かったのは現時点では間違いないですが、人生で二番目に良い決断でした。

そして2016年からの2年間、Teach For Japanを通じて小学校の先生をしました。学校勤務が始まって3ヶ月目には、実は死にたくなっていました。当時明確に「今、自分は死にたいと思った」と認識しました。それまでの人生で培ってきた考え方とかスキルでは到底乗り越えられない状況にいました。まだ残り1年半以上任期が残っていて絶望的な気持ちになりました。でも振り返ると、先を絶望して落ち込むよりも、ただただ、毎日を必死に生きる。一日一日を積み重ねると割り切ったのだと思います。全てが終わった今振り返ると、この2年間の経験を選んだのは人生最高の選択でした。

ところでこれを書いていて思ったのですが、
私の場合、2年間立てば必ず終わるという予定があったから、苦しいなりにも2年間乗り越えるという希望を持てていたのだと思います。(実は1年終わった段階で、もう辞めるという決断をしていたのですが、特にお世話になった複数の関係者の方々に本当に親身に説得していただき、2年目も続ける決断をしました。)

でも、普通に就職している人で心を病んでしまう人は、確実に見えている終わりがない状態なのかなと。子どもの頃から「始めたことはやり遂げなければならない」とか、「途中で何かを投げ出してはならない」とか周りの大人に刷り込まれてきて、自分で自分を縛ってしまっていないかなと。

私は、今すぐにでも辞める勇気を持って欲しいと思います。そして、それは

「自分を進化発展させる覚悟」

を持てばその勇気を持てると思うのです。

自分はこの人生をどのように歩みたいのだろう?
自分はこの人生で自分をどのように成長させたいのだろう?
そのために自分にとって今選べる最高の環境はなんだろう?

こんな問いを持って、今いる環境を飛び出す勇気を持ちませんか。他人に自分の人生を委ねるのではなく、自らの意志を持って行動すると決める。そうすれば必ず道は開けます。

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