
今日のまとめ 絶対になりたい自分像を決め 毎日一歩でも近づけるようにする 結果として継続する
私は1994年に大学院を修了して日本オラクルに入社し、1996年にはアメリカ本社に異動して以来アメリカに住んでいます。こんな風に書くとさぞすごい人と思われる人もいるかもしれませんが、ぜんぜんそんなことないのは自分が知っています。たまたま高校生の時に大好きだった人のお父様が慶應義塾大学だという理由だけで慶應義塾大学にいくと決めました笑。それだけが目的だったので受験は私立理系一本に絞りました。英語、数学、理科二科目(私が選択したのは物理と化学)だけに集中すれば良いので、そういう戦略を取りました。ただ、今でも感謝しているのは、そういう考えを否定する大人が周りにいなかったこと。あるがままの自分を受け容れてもらっていたことです。こんな馬鹿げた大学受験勉強を日本中の多くの子どもたちが未だにしているかと思うとぞっとします。あれだけ必死に勉強したけど、当時勉強した内容は英語以外はほとんど身になっていません。唯一役に立ったことは「目標を決めてやり切った」という自信がついたことだけでしょうか。
勉強すること自体や大学にいくことを目的にするのではなくて、人生の目的を考えさせる教育をしないといけないと思います。それ以前に、あるがままの自分を愛し、あるがままの他者を愛すること。そういう人間としての土台を培う教育をしなければならないと思います。そのためにはそう思う人がリーダーになり、そんなリーダーがそんな先生方を増やしていかなければならない。だから私は「心が強くて優しいリーダーを沢山育てる」をミッションに、残りの人生をかけて自分ができることをし続けます。
アメリカに来てから、目の前の仕事は必死にがんばりました。アメリカの会社は社員を簡単に解雇できます。つまり成果を出せなければクビになります。実際2000年くらいまでは大規模なレイオフ(解雇)が頻繁にあり、通達されたその日のうちに荷物をまとめて会社を去る人たちの光景を何度も目にしていました。
当時持っていた自分への問いは、
「どうしたら会社が求める成果をあげられるだろう?」
「どうしたら優秀な人材がいる中で自分の強みを活かせるだろう?」
こんな問いです。決して悪くはないかもしれません。「会社で成果をあげることが人生の目的」ならばです。でも本当にそれで良いのでしょうか。
もし、今、自分が当時の自分にコーチができるならば、例えば以下のような問いをすると思います。
「なんでもできるなら何をしたいですか?」
「お金が無制限にあるならどうしたいですか?」
「10年後の未来を自分で決められるならどうなっていたいですか?」
誰もがこういう問いに接していながら本気で向き合っていない。私はたまたまトライアスロンのアイアンマンで13時間以上に渡り運動をしながら自分と向き合うしかない時間があったので向き合いました。
また、福岡での小学校教師生活の2年間は孤独の中で自ら命を絶ちたくなるまで追い詰められながら、結果的には2年間考え続けながら行動しました。
過酷な体験はその真っ只中にいるときは本当に辛いですが、終わってみるとその体験が過酷であればあるほど素晴らしい体験だったと思える。そんな状態だから、普段当たり前のように思っていたことに感謝できるようになったり、普段向き合おうとしなかったことにも本気で向き合うようになる。経験した谷が深ければ深いほど、登れる山も高くなる。そして周りの山の高さは気にならなくなり、谷底に物理的にいたとしても、心は高い位置から全体を俯瞰できるようになる。そんな感覚があります。宇宙から見たら深い谷も高い山もたいした違いではない。この感覚は「エゴ」という言葉を使って言い換えるなら、エゴの存在に気づき、エゴを俯瞰できるようになった時に、人にどう見られるかなどは気にしなくなり、本当の自分の声に素直に、エゴはツールとして生きていく人生を選べるようになります。他者のエゴにも気づくことができ、穏やかに関わることができます。
この年になると、同じ年の同じ学校に通っていた友人でも当然ながら実に様々な人生を歩んでいます。誰の人生が良い悪いとか誰が上で誰が下とか評価するつもりはありません。みんなベストを尽くして生きている。
でも、全ての人に共通していることがあると私は思う。それは、
望んだ通りの人生になっている
ということです。望まなければ望まなかった通りの人生となり、夢なんか叶うわけないと思っていたなら、そのとおり夢が叶わない人生になる。
ただ、人生に何を望むのか。生まれ育った環境によって、その選択肢に恵まれた人と恵まれていない人がいることが事実であり、それは私は絶対に変えていきたいと思っています。そして自分ができることを実行していきます。
今、自分が置かれた状況や自分の思考や感情は、全て過去の自分が意識的にも無意識的にも自ら選び積み重ねてきた行動の結果である。この真実を受け入れて、今この瞬間からどうしていきたいのか。自ら選択する。7つの習慣で言うインサイド・アウト。主体的に生きる選択をすることが私は大事だと思います。
話が冒頭の図からだいぶそれましたが、英語力の話にすると、私ははっきり言って、オラクルのアメリカ本社で働いていた期間、英語力を必要最低限以上に伸ばす努力をしませんでした。でも、それも自分が望んだ通りの結果なのです。例えば「絶対にオラクルで出世してグローバル企業の経営者になる」とかいう目標をもし当時たてていたら、一エンジニアとして成果を出す英語のレベルとは比べのもにならない英語力や教養、そして語学に関わらない人間力が求められたはずであり、本当にそれを当時望んでいたならば毎日そのための積み重ねをしたはずなのです。
今、なぜ私が英語の勉強を今更しているか。それは今している事業をグローバルに展開する予定なのと、コーチングを英語でも日本語と同じレベルでできるようになりたいから、そして将来大学院などで心理学や哲学などを学ぶ選択肢を作っておきたい、それに英語の本をもっとスラスラ読めるようになりたいからです。だから毎日少しでも学び続ける選択をしています。
望む人生を本気で考える
そのために毎日どんな積み重ねをしたら良いかを考える
本当に大きな変化は毎日の積み重ねでしか得ることはできません。
これまでのブログでも繰り返し書いてきましたが、私は成功は二種類あると思っています。「精神的な成功」と「物質的な成功」です。「精神的な成功」は今すぐにでも大きく高めることができる。「今」この瞬間に集中して、その瞬間を味わい尽くす。生きている奇跡や無限の宇宙の恵を体全体で感じる。でも、「物質的な成功」は望むとしたらその大きさなりの積み重ねが必要です。
どんな心の状態でいたいのか。そしてそんな状態の自分は日々どんな積み重ねをしていきたいのか。そんなことを自分や関わる人に問い続けます。
※冒頭の画像はVERSANTという20分程度で受けられる試験の結果で2020年7月にはじめて受けたときの結果(左)と4ヶ月後に受けたときの結果です。その間に、iKnow!という単語学習のアプリで毎日約1時間勉強しました。7月の結果から発音や流暢さに大きな課題があることが明白だったので、単語の意味を覚えるだけでなく、発音の練習もできるだけするようにしました。iKnow!は1年間1万円です。以下のリンクから契約をしたら1年間の契約をすることでプラス3ヶ月無料で延長されますのでよかったらどうぞ(私には誰が契約したか個人情報は分かりません。 私にも3ヶ月無料のクーポンが付与されます。)
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