悟りを開いた生き方の三つの側面・②判断しない

今日のまとめ
真の自由を手に入れるための考え方
②判断しない
「そうかもしれない」と受け容れる

昨日に続いて「悟りを開いた生き方の三つの側面」の2つ目です。

<前略>
このことはくじ引きで高級車が当たったある賢い人物の物語を見るとよくわかる。当選したとき、親戚知人は大喜びで祝ってくれた。「すごいじゃないか!」と彼らは言った。「きみはほんとうに幸運だ」。当選した男性は微笑んで「そうかもしれない」と答えた。彼は数週間、新車を運転して楽しんだ。ところがある日、交差点で酔っ払い運転の車にぶつけられ、重傷を負って病院にかつぎこまれた。親戚知人が見舞いにやってきて言った。「とんでもない不運だったね」。またしても男性は微笑んで「そうかもしれない」と答えた。彼の入院中のある晩、地すべりが起こって自宅が海に流されてしまった。翌日やってきた友人たちが言った。「入院中で、運が良かったね」。男性はまた答えた。「そうかもしれない」。
 この賢者の「そうかもしれない」は、起こった出来事について判断しないことを意味している。判断する変わりに事実を受け入れ、それによってより高い秩序に意識的に参画しているのだ。
<後略>

ニュー・アース Kindle版
エックハルト トール (著), 吉田 利子 (翻訳) 

身に起こった出来事に対して判断をしない。ただあるがままの事実を受け入れる。その上でより高い秩序から状況を俯瞰し、「今」を生きる。

これを読んでいて、ライフゲームを思い出しました。現在も過去もなく、ただただ「今」あるがままを受け入れ、「今」を生きる。そんな繰り返しを描いているのがライフゲームです。人の人生もそういうことで、「今」この瞬間しか生きることはできない。過去を悔いたり未来を不安に思って今を疎かにするのではなく、「今」どうありたいのかを真剣に考える。これは未来を考えてはいけないというわけではなく、実現したい未来を考えた上で、そのために「今」の在り方に集中するのが大切だと思うのです。

今日、自分が期待していたこととは異なる結果になる出来事がありました。その結果を受け入れ、俯瞰してみると、なるべくしてなった結果なのだというシンプルな結論に至りました。この経験を元に、もし今後違う結果が欲しいのだとしたら、これから自分はどんな「今」を積み重ねるべきなのか。考え成長する機会を頂きました。これからもコツコツとそんな「今」を積み重ねようと思いました。

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