
チャディー・メン・タン (著), 一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート (著), 柴田裕之 (翻訳)
今日のまとめ
自分の意識・思考をコントロールし
人生を良い方向に導く
心の習慣を身につけるために
自分と静かに向き合う時間をつくる
私がこのブログで繰り返し書いているポイントは、「精神的な成功」と「物質的な成功」、それぞれを収めるにはどうした良いのかということなのだと思います。「成功」とは辞書で調べると例えば「物事を目的どおりに成し遂げること」とあります。つまり自分が意図した通りの状態にするということ。
では、「意図した通り」とはどういうことなのか。ここで「エゴ」と「大いなる存在」の2つで考えるととても分かりやすい。それは科学的に実証されたことではないかもしれないけれど、太古の昔から偉大な哲学者や宗教家が考えてきて、聖書だったり仏教の経典だったり、いろんな古典に言い方を変えて書かれてきたのだと思います。
「エゴ」に思考を支配されている状態を「精神的な成功」と思いたい場合は、まさしく「エゴ」に思考を支配されているのだと思います。自分は自分なのだから、何を考えようと自分だ。それが自分らしくいることだと言って、自分や他者にも穏やかならない態度をしてしまうような状態です。
そうではなくて、全ての人は「大いなる存在」で、自分だと思っている体や思考などは、その一部でしかない。そう考えた時、「エゴ」が考えていることを俯瞰することができるようになります。
冒頭に紹介した本では、Googleが取り入れているマインドフルネスの手法を以下の3つのステップに分けて解説しています。
1. 注意力のトレーニング
サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 Kindle版
2. 自己認識と自制
3. 役に立つ心の習慣の創出
チャディー・メン・タン (著), 一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート (著), 柴田裕之 (翻訳)
「精神的な成功」を収めるために、上記ステップの1, 2を行い、「物質的な成功」を収めるためには心の習慣を変えることで行動を変え、現実を変えていく。
このブログでいろんな本を紹介して手を変え品を変えいろいろ書いていますが、突き詰めれば「心を整える」ことの大切さ。この一点なのだと思います。