本当に聞けていますか?

今日のまとめ
聞く力を高めることが
良好な人間関係を作り
自分も成長させる最良の道

私は聞くことに関して、全くできてなかったと思い知らせてもらったエピソードがあります。本当に恥ずかしい限りですが打ち明けます。それは2016年から2年間、日本の小学校で先生をしていたときです。まず大前提として断っておきますが、悪い子なんて一人もいません。みんな無限の可能性を持っている。みんな本当は愛溢れる優しい存在です。

ただ、当時私はどのように関われば良いのか、とても悩んでいる子どもが何人かいました。愛と情熱を持って、精一杯向き合っていたつもりでした。しかし年度も後半になったある日、彼が私に言ったことは衝撃でした。

「先生、俺のこと全く分かってない。」

一生懸命向き合っていたつもりでした。彼のことを分かろうとしていました。でも、彼から見れば私は彼のことを全く分かってないという認識だったのです。

この経験のおかげで、

どうしたら人は
「分かってもらえた」
「聞いてもらえた」
と感じるのだろう?

という問いを持つことができるようになったのかもしれません。

そのために簡単にできることの1つはまず、自己評価をしてみることです。こちらの「聴く力のアセスメント」、google formでチェックできるようにしていますので、よかったら是非やってみてください。

そして、もう1つできることは、他者に評価してもらうことです。これをフィードバックと言います。他者からフィードバックを受けるのは抵抗があるかもしれませんが、自分が本当にできているかどうかは自分だけは絶対に分かりません。必ず盲点があります。だから、できるだけ多くの人に評価してもらう。これが大きな成長の源泉となります。私は過去2年弱だけでもクライアントに数百回以上フィードバックをもらってきました。(私がクライアントにお願いしているフィードバックのアンケートはこちらです。)


「先生、俺のこと全く分かってない。」

と言ってもらった日から4年が経ちました。
あの時、愛と情熱を持って一生懸命向き合ってたのですが、その聞き方自体が間違っていたと思っています。向き合っていると言いつつ、私の価値感を押し付けようとしていたのだと思います。本当はそんな必要はないのです。自分はがんばらなくて良いのです。まず全力でするべきことは、相手が何を考えているのか、何を伝えようとしているのかに関心を持ち、そのためにできることをするだけです。以前のエントリーで初登場した以下の図の考え方が大切だと思います。相手が何を大切にしているのか。本音は何なのか、聞き出すことができるように関わるのです。

written by Kotaro Ono

冒頭で紹介した本は、表紙の通り元外交官でコーチをしている方が書かれた本です。「聞く力」が力説されたタイトルですが、共感についてや、問いの持ち方についても非常に具体的ですぐに実践できる考え方が紹介されています。コーチングを学びたい人、コミュニケーション力を高めたい人にはとてもおすすめです。

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