命の終わりを意識して生きる

今日のまとめ
最後に伝えたいメッセージは何か
今から意識して生きる

この本は47歳にして膵臓がんで亡くなった大学の先生の最後の講義をベースにかかれています。(Youtubeのビデオは2000万回再生されています。) 余命3ヶ月を宣告された大学教授。3人の小さなお子さん(一番上が当時5歳)と最愛の奥さんを残して死がほぼ確定してしまった方のお話です。私はこの本を6年前に読みました。そして本の冒頭に書いてある以下の一節に出会うことができました。

 最近は多くの大学で「最後の講義」が行われている。あなたもどこかで一度くらい聴いたことがあるかもしれない。
 講義をする人は死を覚悟した気持ちになり、自分にとって何が一番大切かを考える。そして、講義を聴く人も同じ問題を考えずにいられない – 人生最後の機会と分かっている時、自分ならどんな知恵を伝えたいか。明日この世から消えなければならないとき、何を置き土産にしたいか。

最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫) Kindle版
ランディ・パウシュ  (著), ジェフリー・ザスロー  (著), 矢羽野 薫 (翻訳) 

人生最後の機会と分かっている時、自分ならどんな知恵を伝えたいか。明日この世から消えなければならないとき、何を置き土産にしたいか。

みなさんはどんな「最後の講義」をしたいですか。講義とまではいかなくても、関わる大切な人にどのような置き土産をしたいですか。

この問いを持った時、人生で本当に大切なことは自分が何を得たかではなく、何を与えられたかで量られると深く腹落ちしました。どんなに財産を貯めこんでも天国に持っていくことはできません。

私がこの本を読んだのは2014年3月で、すでに様々な行動を起こしているときでしたが、改めて強く決意したことがあります。いつかするのではなく、今できる最大限のことする。今、自分ができうる限りの最高の講義を考えようと思いました。この年私はサンフランシスコ日本語補習校で小学5年生の担任をしました。私は大学で教えるほどの学歴も知識もありません。でも、誰にだって、「今出来得る限りの最大限のこと」はあるはずです。

とにかく、今できる最大限のことをするのです。

するとどうなるか?私の場合は、
「できることをもっと強めたい。」
こう思うようになりました。「影響力」と一言で表現できるかもしれません。

自分は残された人生においてどのような影響力を強めたいのか?

こんな問いを持つようになりました。

人生を変えるのに遅すぎることはありません。今更遅いと行動を起こさない余生を生きるのか、今この瞬間から、「今できる最大限のことをする」人生を生きるのか。誰もが選ぶことができます。

私の場合はこれを書きながら改めて、「今できる最大限のことをしたい」。そう思いました。
もちろん何かを我慢したり無理をしてするのではなく、自分の心がワクワク沸き踊るようなことです。今を最大限大切に生きる。こんな生き方をしていれば、影響力は勝手についてくると私は思うのです。

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