どんな状況でも「精神の自由」はある

今日のまとめ
どんな環境にいても
その制限下でどのように振る舞うかという
精神の自由はある
だからいつでも主体的に
振る舞い方を選択できるようにする

自分の人生を主体的に生きるとはどういうことかについて学びたいと思った時に出会った本がこの「夜と霧」です。ナチス強制収容所に収容された作者が常に命の危険にさらされた極限状態から考えたことが綴られています。

人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけはうばえない、<後略>

夜と霧 新版 Kindle版 ヴィクトール・E・フランクル (著), 池田香代子 (翻訳) 

その状況に心までも委ね、絶望の元に、自暴自棄に振る舞うこともできれば、そのような状況でも希望を持ち、自分にも他者にも愛を持って振る舞うこともできます。

私は、心がざわついた時、頻繁にこの本のことを思い出します。今自分がおかれている状況はこの本の著者のヴィクトール・フランクルが置かれていた状況に比べれば取るに足らない状況でしかない。そんな中で自分はどう振る舞いたいのかと。

そのためにも、日頃から自分はどんな人物で在りたいのか、言語化し、見直してみる。そして、大切なのは「今」この瞬間からそのように振る舞うことです。

末期の病などで明確に死に直面した人は、残りの人生を悔いなく、自分らしく、今を大切に生きようとするものです。

でも末期の病ではなくても我々人類は生まれた瞬間から、例外なく死に向かって一直線に進んでいるわけです。実は生まれた瞬間から全員不治の病に犯されている😆
そして、終わりの日はいつ来るか分からない。

「自分らしく、今を大切に生きる」

これは未来のいつかにするのではなく、今この瞬間からする。そのためにも「自分らしく」生きるとはどういうことなのか。自分にとって「本当に大切なこと」は何なのか。今すぐこの問いから目をそらさずに考え、今できることからすることが大事だと私は思います。

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