いつも目的に立ち返る

今日のまとめ
手段を目的化しない
大目的は何なのかを忘れない
今取ろうとしている手段が本当にベストか考える

START WITH WHYはTED Talkの中でも大ヒットしたトークの一つです。この本の内容は題名と表紙で言っていることがほぼすべて。何事も「WHYからはじめよ」ということです。

新規事業のアイデアについてお話を伺うメンターの役目をいただいたり個人的に相談されることがあります。その時によくあるのが、最初に”HOW”があるケース。手段が先にあり、その手段を使って何を解決するのかという思考です。特に技術者は自分が一番得意な手段を使って何を解決するのか。そういう思考になるのは無理もないとは思うのですが、HOWが先にあると、説得力に欠けます。本当にそのHOWが課題解決のためのベストな手段なのかというロジックが抜けているからです。

HOWありきからロジックを組み立てる場合、素直にそこからはじめれば良いのだと思います。それが事実なのですから。ウソがない。「自分が考えたHOWをこの世界に役に立てたい。」それがその人にとっての偽らざる”WHY”。「何をしたら一番役に立てそうかを考えました。」と正直に言えばよいのです。そんなロジックを組み立てたほうがよほどその人の情熱が伝わってくると私は思います。

しかし、基本的には何事もWHYに立ち返る。そもそもの目的は何か。解決したい本質的な課題は何か。一旦上位の目的や解決すべき根本的な課題に立ち返ることで、改めて実現や解決の手段を検討する。私がMBAを学んだBBT大学大学院ではいつもこの思考の訓練をしていました。

目的に立ち返ることで、その目的を達成しうる無数にある手段の中からベストの選択をする。

いかに本質的な目的をシンプルに言語化するか。
いかにMECEに(もれなくダブりなく)取りうる選択肢を検討するか。
いかにして選択肢を評価するのか。
いかにして選択肢の中からベストと思われるものを選択するか。

BBTでの学びは本当に大変でしたがこのような思考の訓練を徹底的に繰り返し、他の学生と切磋琢磨しあえたことは本当に良かったです。これから私はある事業をすすめて行きますが、いつも一緒にやってくれる同志とともに目的に立ち返り手段を再確認するプロセスを忘れないようにしたいと思います。そうすることで、みんなの創造性と主体性を最大限に発揮することができると思うのです。事業における大目的はミション・ビジョンとして言語化されたものになる。メンバー全員がつねにミッション・ビジョンを意識し、その実現の為に何がベストか考え続ける組織、ベストな手段を創造する力を磨き続ける組織こそ強くなると思います。

なお、この考え方は新規事業だけではなく、子どもが将来なりたい職業とか、行きたい学校とかにも当てはまります。なぜその職業につきたいのか。なぜその学校にいきたいのか。目的を常に考えるのが大切です。目的に立ち返ることで、手段を見直すことができます。何度失敗しても別の手段をとれば良い。成功できる手段が見つかるまで試し続けるのです。

コメントを残す