人生の質は、あなたが居心地のよさを感じられる、不安定の量に正比例する

今日のポイント
成長と幸せの両方を楽しむためには
「安定」よりも「不安定」を選択する

このピーター・セージの「自分を超える法」は私は2013年に購入し、読みました。その後の人生を大きく決定づけるきかっけになった本です。著書の中で、人間の6つの基本ニーズについて解説されています。

人間の6つの欲求
①「安定感のニーズ」
②「不安定感のニーズ」
③「重要感のニーズ」
④「愛とつながりのニーズ」
⑤「成長のニーズ」
⑥「貢献のニーズ」

ピーター・セージ「自分を超える法」

この中で、誰もが③、④、⑤、⑥を満たしたいと思いつつなかなかできないジレンマに陥っているのではないでしょうか。それは①の「安定感のニーズ」を優先しすぎた結果起こるということです。そこで著者のピーター・セージは、「人生の質は、あなたが居心地のよさを感じられる、不安定の量に正比例する」と表現しています。つまり、本当に充実した質の高い人生を送るには「不安定」をどれだけ許容できるかが鍵になるということです。

私はこの本を読んだ時、すでに42歳になっていました。シリコンバレーの大手ソフトウェア企業でエンジニアとして働き、金銭的には何不自由ない生活をしていました。ピーター・セージが掲げた6つの欲求のうち、②を除いた全てはそれなりに満たされていた。そもそもなぜ私がシリコンバレーに住んでいるかと言えば、1994年当時ほとんどの人が知らなかった日本オラクルに入るという、一見「不安定」とも取られかねない選択を受け容れたからなのだと思います。1999年に開発チームのマネージャにスカウトしてもらって異動する決断をした時も、「成果を出せなければクビになるかもしれない」という「不安定」を受け容れたから成長できました。

私は「幸せ」のためだけならば必ずしも不安定を選ぶ必要はないと考えています。今あるがままを感謝し、受け容れる心があれば幸せは今この瞬間から達成できます。

ではどのような人が「不安定」を選ぶべきなのか?

それは「成長を加速したい人」です。
遊園地に行ったらジェットコースターに何度も乗りたい人。
この世に生を受けたからには生まれた時よりも死ぬときに魂を少しでも成長させ、人間として生まれたからこそできる知的活動をし、この世に生きた証を残したり、この世界に何かを与えたい。そんな人は「不安定」を選ぶことで成長を劇的に加速できます。

不安定な環境にいると何が起こるのか?
日々の思考の矛先が圧倒的に変わります。
その結果行動が変わる。時間の使い方が変わる。
日々無数に行っている人生の選択の方向性が変わります。
このままいたらまずいことになるのが分かっている状態なので、
ダラダラとテレビを見たりスマホで遊ぶことはなくなります。
実際私は会社勤めのときは週末はゴルフ番組を見ながらお酒を飲んでうたた寝をしたり、
一日中ネットゲームで遊んでいた時もありました。そうしていても会社である程度がんばれば安定した給料がもらえることが分かっているので。

でも、一度しかない人生、本当に人生それで良いのですか?ということです。

「不安定」を選ぶのにどうしたら良いか?
究極は独立・起業することだと私は思います。0から1を生み出すしかない状況に自分を追い込む。その状況に身を置いたら成長しつづける以外に活路は見いだせません。

でもそこまでしなくても、ある程度安定しながら「不安定」を選ぶことはできると思います。それは会社内でも良いから、圧倒的に高い目標を自ら持つことです。できない理由をあげて目標を設定しないのではなく、とにかく決める。後から実現の仕方を考えてできることから実行する。高い目標を達成できるように自分を成長させることです。その成長のために必要な知識を身に着けたり経験を積める仕事をさせてもらえるようにアピールする。もし今の会社でその経験ができないと分かったら、目を外に向けても良いのではないでしょうか。

キャリア上の目標を立て、その目標に近づけるような経験を積むことができる仕事を選ぶのです。お金で仕事を選ぶのではなく、積みたい経験ができる仕事、身につけたいスキルを身につける可能性が高い仕事や環境を選ぶのです。こうやって自分を成長させる道を選べば5年10年先にはまるで見違えた世界が見えているはずです。


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