人間関係に悩んでいるならば、悩み抜いた人の人生から学び、参考にする

今日のまとめ

全ての悩みは人間関係の悩み
人間関係構築の達人である先人から学ぶ

私は将来学校を経営したいという夢を持ってから様々な経営者の考え方に触れるために沢山の本を読んできました。中でも私が大尊敬する人を2人あげるなら、ダントツに松下幸之助さんと稲盛和夫さんです。松下幸之助さんの講演などでの言葉を残した本は多数ありますが、中でも私が大好きな一節があるのがこの「社長になる人に知っておいてほしいこと」です。以下がその一節の一部です。

 私が五十人ばかり人を使うようになったときに、私が中心になって若い人々を集めて仕事をしていたんですが、みなよく働いてくれたわけです。非常に喜んでおった。しかし五十人の中に、一人悪いことをする者があった。品物をごまかす、というところまではいかないけども、ややそれに似たことをやった者がある。
 そうすると、私は神経質であったために、非常に悩んだわけです。わずか五十人の人の中に、そんな悪いことをする者があったら困るなということで、その晩寝られないわけですね、どうも気になって。
<中略> 
私はハッと気がついたことがあるんです。どういうことに気がついたかというと、つまり、今、日本には悪いことをする人が何人あるかということです。いわゆる法を犯した人間は何人あるかということを考えてみた。
 そうすると、かりに十万人ある、十万人が刑務所におると仮定します。 
<中略>  
軽罪にして見のがされるという人が、その三倍も五倍もあるだろう。それは五十万人もあるかもわからない。
<中略>
 当時、昔のことでありますから、天皇陛下は神さんのように、われわれは尊んでいたんですが、その天皇陛下の力をもってしても、罪人を少なくすることはできない。そこで罪人をどうしているかというと、あまり悪い者は隔離している。けれどもそれほどでもない者はやはりお許しになっている。これが現実の日本の姿ですな。
 その中にあって自分は仕事をしているんだ。いい人だけを使って仕事をやるということは虫がよすぎると、私は思ったんです。だから自分はたくさん人を使っていくのであれば、その比率だけは引き受けないといかんと、そういうように考えたんです。
 そうすると、頭がスーッと楽になったわけです。今までは、”あんなやつはかなわんな”と思っていたのを許す気になったわけです。
<後略>

社長になる人に知っておいてほしいこと・松下 幸之助 、 PHP総合研究所

この文の中で、松下幸之助さんが「ハッとした」と語られていますが、私自身もハッとし、初めて読んだ時、涙が出てきました。日本に一億人以上の人がいるなかで、道を誤ってしまう人も一定数いる。そういう人を排除するのではなく、自分も引き受ける。この器の大きさ、人を許す考え方に心打たれました。

私は常々、

全ての人はその人なりのベストを尽くして生きている

という真実を意識しています。みんなその時の自分ができうる限りのベストを尽くしてる。振り返れば、もしかしたら、もっと良い選択があったかもしれないけれど、その時はその人にとってベストだったのです。私自身も今も毎日大小の程度の差はあっても数々の失敗をし続けています。

人は意識的にも無意識的にも無数の選択をしています。その選択の方向性をどちらに向けるべきか。そこに意識を向けることが大切であり、それが人生を決定づけます。

どんな考え方をしたら、人生が良い方向に進むのか。そもそも「良い方向」とは何なのか。
それは読書をすることで偉大な先人から学ぶことができます。

すぐに偉大な人が成し遂げたような社会的な成功を収めることができなくても、
精神的な成功は心がけ次第で今すぐにでも一歩踏み出すことができます。社長になってから社長のように振る舞うのではなく、初めから偉大な人物のように振る舞う。それは偉そうにすることでは決してなく、本当に偉大な人物は相手によって態度を変えない。

「全ての人に等しく慈愛の心で接する」

それだけだと私は思うのです。

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