人間関係の悩みを解決し、良好な人間関係を作るために最も大切なこととは

今日のポイント

「人を動かす」の一つ目の原則
「決して人を非難したり否定したりしない」
が本当にできれば、大抵の人間関係はうまくいく

そのためのポイントは「無条件の愛」

私がこの本を読んだのは7年前です。英語版の原書・How to Win Friends and Influence Peopleを読みました。当時内容を理解して、できていたつもりでしたが、全く出来ていなかったことに気がついたのがわずか今から2年前(2019年初め)です。この本には大きく

人を動かす三原則
人に好かれる六原則
人を説得する十二原則
人を変える九原則

が書かれています。一番最初に書かれている原則をご存知ですか。

批判も非難もしない。苦情も言わない

です。

言葉にすると、とてもシンプルですが、実はこれは非常に奥が深いのです。

なぜ非常に奥が深いと私が思うのかというと、私自身が、この数年間で変化し、成果を振り返った時に、この「批判も非難もしない。苦情も言わない」の本当の意味をより深く理解し実践できていることが成果に繋がっていると感じるからです。

一言で言えば、

無条件の愛

言葉をもう少し付け足すならば、

自分に対する無条件の愛

これを自分に与えることができればできるほど、

他者に対して無条件の愛を与えることができる

無条件の愛とは、言い換えると、
「あるがままを受け容れる」ということです。

自分も含めて、他の人間も動物も、森羅万象あらゆるものが、それぞれのベストを尽くして今ここに在ります。そこには良いも悪いもありません。

ご自身を振り返った時、人間関係でいろんな失敗をしてきたと思います。もちろん私も過去に後悔することが沢山あります。でも、その時は、当時の自分なりのベストを尽くしていたのではないでしょうか。本当は言いたくなかったのに、相手を不愉快にすることを言ってしまって、人間関係を壊してしまったかもしれない。そんな経験誰もがしているのではないでしょうか。それでもみんなその時のベストを尽くしてきたのです。

誰もが、自分を分かって欲しい。安心できる誰かに、心の痛み、寂しさに気がついて欲しい。

「どうしたの?」「何かあったの?」って親身になって聞いて欲しい。

そんな時は、まず自分で自分に優しく問いかけてあげてください。
「どうしたの?」「何があったの?」って。
そして考えを紙に書いてみる。紙に書くときは決して自分の思考に評価を下さず、「こんなことを書いてはいけない」とか「こんなことを思ってはいけない」とか思わず、素直に思ったことを書くのがポイントです。そして「どんな気持ちなの?」と、気持ちも聞いてあげてください。紙に書いて、「ああ、そうか。私はこんなことがあって、こんな風に感じてたんだね」って自分を俯瞰してみる。そして自分に「よくがんばってきたね」って声をかけて労ってあげてください。

力が少し湧いてきたら、「本当はどうしたいの?」って聞いてあげる。紙に書いてみる。そしてそんな自分で在ろうとしている自分を自分が愛し、受け容れてあげる。

自分を無条件に愛する力は、このような思考、行動を継続することで必ず培われます。

そして、他者との関係性においては、
今書いた、自分への問い。つまり、
「どうしたの?」
「何があったの?」
「どんな気持ちだったの?」
「本当はどうしたいの?」
これをそのまま、大切にしたい誰かに聞いてあげてください。そして、否定も肯定もせず、ただただ相手の言葉を「そうなんだね」って受け止めてあげる。

話を元に戻して、「人を動かす」の第一の原則

「批判も非難もしない。苦情も言わない」

これはどうしたら実行できるのか。意識を「批判も非難もしない。苦情も言わない」という方向に向けると人はかえって「批判や非難したり苦情を言うべき点」に意識が向いてしまいます。脳は肯定形も否定形もうまく処理できず、意識がそこに向いてしまうのです。
例えば、
「おしっこをしている犬を想像してはいけません。」
という文を読んだあなたは絶対に「おしっこをしている犬」を想像しようとするのです。(例が良くないかもしれませんが笑)

だから「批判も非難もしない。苦情も言わない」の本質的な目的を肯定的に表現するのです。つまり、

「相手のあるがままを受け容れる」

そうすれば、相手のあるがままを受け容れる方向に意識を向けることができます。
相手が何をしても、言っても、
「そっか。あなたは今、そう思うんだね。」
と、あるがままを受け容れてあげる。このように思考し行動できるようになれば、結果として相手を否定してしまうことはなくなります。

相手のあるがままを受け容れることができる人は、自分を愛し、他者を愛する力が強い人です。本当に自分を愛している人は、他者を愛することができ、内から湧き出てくる優しさががあります。それは誰もが感じることができるものではないでしょうか。

内から湧き出てくる愛や優しさは、本来産まれた時からみんな持っているものです。今も本当は持っています。でも、過去のいろんな経験によって覆い隠れているだけです。赤ちゃんは意識しなくても最高の笑顔ができる。無条件の愛。誰もが取り戻すことができます。そこを目指していけば、自ずと「人を動かす」の第一の原則は実行できると私は思うのです。

ところで「相手のあるがままを受け容れる」というのは、相手と違う考えを持ってはいけないという意味ではないし、違う考えを相手に伝えてはいけないという意味でもありません。これは別の大きなテーマなので別の機会に書きたいと思います。

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