今日のポイント 自分自身に語りかける「問い」が思考の方向性を決定づける 思考の結果起こす行動が人生を変える だから「問い」に常に細心の注意を払うことが大切
皆さんは、こんな経験が過去にないでしょうか?
例えば、誰かに何か嫌なことを言われる。
その結果心の中で
「なんでこんなに酷いことを言うのだろう?」
と自分に問いかける。すると脳は相手がなぜ酷いかを探し始めます。相手の悪いところを全力で精査します。
あるいは、こんな問いをしたことはないでしょうか。
「私の何がいけないのだろう?」
この問いをすると、自分のいけないところを脳が探し出します。
自分がいかに至らない人間か?自分で必死に考えることになる。
これらのような問いでは、自分に対しても他者に対してもネガティブな思考しか産まれません。
例えば、こんな時、どのような問いを持ったら良いか。私の場合は、まず、
「わ、チャンスが来た!」
と考えます。「嫌だと感じたこと」そのものがチャンス。自分の価値感や根底にあるニーズに気が付かせてもらえるチャンスです。何か自分の価値感と反することが今起こっており、自分の今の器ではポジティブに処理しきれないことが起こっている。そこで、
「この状況をどう乗り越えたら良いだろう?」
「乗り越えた先にはどのような成長があるだろう?」
「この人との関係性から学べることは何だろう?」
例えばこんな問いをします。
冒頭に紹介した「自問力」では以下のシンプルでありながら大変強力な5つの質問が紹介されており、また様々な場面でどのようにこれらの問いを活かしたら良いか解説されています。
①自分が得たい結果は何だろう?
人生の悩みが消える自問力―――「5つの質問」と「自問自答」ですべてが好転する
②どうして、自分はそれを得たいのだろう?
③どうしたら、それを実現できるだろう?
④これは、自分の将来にとってどんな意味があるだろう?
⑤今、自分がすべきことは何だろう?
堀江 信宏
これらの問いは、どんな状況でも使うことができます。例えば、人生をかけて欲しい結果は何か?そんな長いスパンで考えても良いですし、今から「歯を磨く」時に問いかけても良い。プレゼンテーションする時、これから友だちに会う時、家族と会話する時など、どんな状況でも使えます。
これらの問いを日常的にすることで、本当に自分の将来にとって重要なことにより時間を使うようになると私は思います。